Behind the Sun

サッカーと音楽についてうだうだと書き散らすブログです。

 すいません。めちゃくちゃ久しぶりの更新です。

 今日のジュビロ戦の5-1の勝利。見事でした。
 しかし、ここで浮かれてはいけないと思います。次の札幌戦、その次の清水戦はもっと大変な試合になります。

 今日は相手のベクトルが勝ちに向いていなかったので、勝てた試合だと思います。ジュビロはひどかった。東京のミスからの失点の後に少し生じた、東京のギャップを突くことができなかった。そして何回も同じパターンで失点してしまった。

 今後、こんなにすんなり勝たせてくれるわけがありません。
 タフな試合が続くと思います。油断は禁物です。
 ここ最近色々と忙しくて、浦和・鹿島・ガンバ・京都と観戦できていませんでした。テレビですら見ることができていなかったので何があったか良く分かりません。
 調子が悪いことだけが伝わってきていました。

 まあ、そんなわけで今日は久しぶりにゴール裏に行きましたよ。今年からバックスタンドに移っていたんですが、やっぱりゴール裏のほうが楽しいです。tattuさんありがとうございます。
 久しぶりだったので、ちゃんと呼吸できていなくて、開始5〜10分ぐらいは声を枯らしていました。でも、ちゃんと体が感覚を思い出してくれて、そこから先は全く問題なく応援することができました。

 ゴール裏からはっきり見えた真実。。。それは、佐原が坂田をマンマーク気味にケアしていて、坂田が東京の左サイドに流れた時に、当然佐原も左に流れるので、右SBの椋原が中に絞らざるを得なくなって、そこで空いた右サイドのスペースをいいように小宮山に使われてしまったという事実です。失点もそこからやられてしまいました。
 椋原にとっては、かなり過酷な試合だったと思います。中をケアしないといけないし、小宮山も見ないといけない。しかし両方の対応が中途半端になってしまいました。クロスを沢山上げられました。
 その椋原をカバーしないといけないので、全員のマークがどんどん曖昧になっていましたね。このあたりは、相手の思う壺だったと思います。
 現時点で椋原を生かすには、もっと役割を限定させないといけないんでしょうね。この試合ではバランスを取りつつ、サイドをみつつ、攻撃にも転じないといけないという状態で、そのすべてが中途半端になりました。ただ、こういう痛い思いをするのも本人にとっては貴重な経験だと思います。限定された役割しかまっとう出来ないまま経験を積んでしまうことによって、レギュラーを奪取された先輩が東京には何人もいますからね。。。。

 まあそれでもカボレとエメの個人技で1点取っちゃうのでサッカーは良く分かりません。あの個人技の連動はいろんな試合で見たいものです。全体がうまくいっていない、苦しい時こそ、個人技が大事なのです。浦和がなんだかんだ言って上位にいるのは、大事な時に個人技が炸裂しているからです。

 さて、その後勢いに乗ったはずなんですが、前半に点が取れませんでした。おそらくこれが勝ちきれない最大の理由ですね。
 この試合、前半は中盤がどっちのチームも作れておらず、後半はマリノスが中盤を作ることができました。このことが両チームの試合展開を大きく左右しました。
 まあ、そういう意味では山瀬はさすがなんでしょうね。山瀬がボランチに入っただけでマリノスの中盤は締まりましたからね。
 城福監督がここをケアしなかった理由は良く分かりません。浅利を置いて、今野を前に上げて今野に山瀬をマークさせる。これだけで相当違ったと思うのですが。

 前半のマリノスの中盤はひどかったし、前半・後半の東京の中盤もひどかったと思います。もちろん、深刻なのは東京のほうであることは言うまでもありません。
 梶山不在だけが理由にはならないと思います。基本的なことがびっくりするくらいできていない。ワンツーとか、追い越す動きとか、そういうものが特に後半ありませんでした。
 これが一番深刻な点ですよね。今まで積み上げてきたはずのものが一気になくなってしまったように感じられます。いったいどうしちゃったんだろう・・・・。
 このことを考える上でのポイントは2つだと思います。何でマリノスはあんなに動けていたのに東京はそれができなかったのか。城福監督はそこをケアするべく選手交代を行ったが運動量は更に下がったのか。
 この2点をきっちり分析しないと、この試合は全く次につながらないと思います。

 試合終了後は、ブーイング→シュート撃て→ユルネバと、ゴール裏の足並みが全く揃っていませんでした。このことも心配です。
 ブーイングじゃないだろうと思ったし、シュート撃ては全く的外れ(その前の段階が明らかにおかしい)だし、取ってつけたようなユルネバは逆に選手たちに失礼だと思いました。
 今日はエメの個人技を称えても良かったんじゃないだろうかと思いました。苦しい時に勝ち点1をもたらしたのは彼のおかげです。そんな彼を、交代させてドツボにはまってしまった城福采配への批判も込めて、エメルソンのコールでよかったと思います。
 今期の目標である「優勝争いに最後まで参加する」ということを考えると、千葉戦はぜひとも勝たなければならない試合であった。どのような形になるにせよ、勝ち点3が欲しかった。
 東京は精一杯の試合をした。間違いなく東京は変わった。しかし、優勝するためにはまだ足りない。そういうことがはっきりした試合だったと思う。
 上を目指すのならば、何が足りなかったのかを猛省しなければならない。

 試合の潮目が変わったのは、今野の退場と、巻の投入だったと思う。
 今野の退場については、佐原の凡ミスがすべて。あそこであれだけレイナウドに走られたら、ああなってしまう。センシティブな審判だったこともあり、レッドカードになってしまった。判定基準も含めてちょっとだけ、今野には運がなかった。シュートコースだけ切っておけば、入らなかったようにも思えたのだが。。。
 一人少ない東京。しかしそれに対して千葉が仕掛けてこなかったのは、多くの人が書いているところだ。千葉は、守備のオーガナイズを最優先に試合を進めたと思う。4人+4人でブロックを作り、激しく相手にチャレンジすることで相手の嫌な位置でボールを奪えればという意図があったと思う。チームを立て直すという命題が与えられたときに、まず守備からという方法論自体は間違っていない。
 しかし、東京に対してどういうサッカーをするかという点においては、正しくないサッカーをしてしまった。千葉はDFと中盤の距離を一定に保ちすぎた為に、中盤とレイナウドの間に大きなスペースを空けてしまった。これでは、梶山が自由にボールをもらう事ができ、思ったところにボールを運べてしまう。数的不利なんてなんのその、梶山がボールをトラップして判断する時点であまりにプレッシャーがないのだから。そこから思い通りに千葉の密集地帯をかわす事ができるのは梶山の技量を持ってすれば難しいことではない。
 だから、千葉がそのことを気づいていないうちに東京はもっと点差をつける必要があった。ああ、東京は何度決定機を逃したのであろうか。ここが、明らかに優勝するのには足りない点である。

 後半は、千葉がきっちり修正してきた。レイナウドに長いボールを入れる。梶山をきっちり捕まえる。これによって東京は初めて数的不利を意識することができた。
 そして巻の投入。東京は左右に動き回る巻を捕まえることができなかった。これはアレックス・ミラー監督を褒めなければならない。逆に東京にとっては、相手の修正に対して試合中にどう修正するか・・・・采配を含め、この点が優勝するにはまだまだ足りないと感じた。城福監督の動きは明らかに遅かった。巻をどう捕まえるか、選手たちに伝えるべきだったし、選手交代も視野に入れてよかった。
 失点それ自体は、経験値がちょっと足りないのを露呈したとはいえ、仕方ないといえば仕方ないものであった。しかし、イレギュラーな状態で試合をどう運ぶかという点において甘さを露呈したことは事実である。この点、「2人少ない事態を想定していなかった」という城福監督の正直な言葉はある意味頼もしい。
 城福監督はクラブを率いてまだ一年目の新米監督であり、神でもなんでもない。もちろん、城福監督は素晴らしい監督であることは言うまでもないのだが、東京が優勝するためには彼ももっと経験を積まなければならない。城福監督は全く、完成された監督ではないのだ。今大事なことは、彼を必要以上に崇めることではなく、時には厳しい意見を言いつつ、彼と共にタイトルを目指す事だと思う。

 繰り返すが、東京は変わった。しかし、まだまだ足りない。まだまだ、足りないのである。
 鮮やかな赤嶺の2得点で逆転勝利!
 エメルソン投入で流れが変わった。彼がいることによって、カボレへの負担がぐっと減り、カボレが生きた。 

 順位も3位で中断を迎えることができた。3連敗で中断を迎えるのと、最後に勝って中断を迎えるのとではえらく違う。

 でも、内容はまだまだ。現時点では、個人頼みでMovingしている。もっと全員がMovingしないといけない。
 今のサッカーだと、3ボランチの両端の仕事の種類が多い。ボールを展開させないといけない上に、常に相手のサイドをマークしないといけない。特に相手が2人がかりでサイドを攻めてきた時にマークをはっきりさせておかないと、突破を許してしまう。
 磐田戦でも西と駒野が縦の関係を作って、サイドを攻めて来た。そこへの対処が甘く、失点につながったのは残念だった。

 サイドのケアをはっきりさせることと、全体をコンパクトに保つこと、この2つが東京の生命線である。中断期間を通じて、もっと内容を向上させていかなければならない。
 城福東京は、第一ステージを軽々と満点に近い数字で突破したが、第二ステージで苦戦している。

 第二ステージで城福東京を待ち受けていたのは、味スタの荒れた芝と相手の徹底した東京対策と選手たちのコンディション低下だった。

 名古屋戦・柏戦では、選手たちはボールの扱いに四苦八苦していた。ボールが足につかない。思ったところにボールを置けない。思ったところにボールが転がっていかない。
 このような状況でもボールをコントロールできる技術のある選手と、そこまでの技術はない選手がはっきりと分かれてしまった。東京は全体的に、今年の練習の中でボールを扱う技術が相当向上したと思うが、まだまだ練習が足りないということが示された。

 そんな状況の中で、試合運びが中途半端に終わった気がするのは私だけであろうか?
 悪いコンディション・雨・荒れた芝・プレス・・・これらが災いして、思うようにボールをつなげない。そこでどうするか。長期的には練習で技術を上げないといけないのだが、問題は今ここで試合が行われているということ。今ここで何をするか、城福監督も選手たちもそれを明確にしないといけなかった。それができなかった事が、無得点に終わった理由だと思う。
 まず、この試合はあまりにディフェンスラインが不安定だった。ディフェンスラインの不安定さが、前後の乖離を招き、中盤の密度を下げ、相手の攻撃と守備を活性化させるという悪循環を生む。ここにケアがなされなかったのには首を傾げざるを得ない。いや、正確に言えば、ケアは一部なされた。東京の左サイドを切り刻んでいた柏の太田に対して、今野が捕まえるという意識をはっきりさせ、その後太田の脅威は弱まった。しかし、問題はそれだけではなかった。コンディション不良で判断ミス、パスミスが最終ラインで続出したことに対してのケアはなされなかった。
 前線では赤嶺がボールの扱いに、そして羽生がコンディションに苦しめられていた。赤嶺のイメージと感覚のズレが、東京の攻撃の蓋になり、羽生のコンディションの悪さが、彼自身の存在感を消した。
 このように、不安定な最終ラインと苦しい前線に挟まれたため、浅利・梶山の負担は相当なものとなった。梶山の調子はかなり良かったように見えたが、彼とカボレだけではなんともできない。その他の選手たちが効果的に絡めなかったために、怖さのない攻撃に終始した。

 この試合では、ケアすべき場所が明らかに示されていた。「最終ラインのボール出しの精度を上げる」「前線のトラップの精度を上げる」「中盤でボールに絡める動きを増やす」「カボレと梶山に対してのサポートを増やす」
 そんな中、交代で入った大竹のプレーには驚かされた。彼もまた、東京と同じで次のステージに入った選手。名古屋戦では彼の特徴がよく研究されていて、徹底的にフィジカルでつぶされた。しかし、柏戦ではボールを効果的に相手の怖いところに運び、東京の攻撃を形作っていた。大竹の良さは消されているはずなのに、消えていなかった。(純粋に名古屋のほうが強いということもあるのだろうけど) 結果は出なかったが、ぜひとも、この調子で更なる高みにたどり着いてほしいと思う。
 この試合では、佐原と石川を投入するというのがひとつの答えだったのではなかろうか。二人ともどれくらいのコンディションだったのかは分からないが、まず最終ラインを安定させないといけないのは明白であったし、攻撃に厚みをもたらすためには梶山・大竹と効果的に絡みつつ、サイドで徳永を生きかえらせる必要があった。
 しかし、実際は近藤と平山を投入し、パワープレーを選択した。うーん、順番が違うような・・。パワープレーするなら前半だろうに・・・。ボールをうまくつなげないと分かった時点で、カボレ・赤嶺にロングボールを入れて2列目にこぼれを拾わせる。これで相手を疲弊させた後に、大竹・石川を入れてムービングする。・・・こういう戦い方でよかったと思うんだけどなあ。
 戦い方がはっきりしなかったこと、そして最終ラインの不安定さに対処がなされなかったこと。この2点が明確に不満だ。もちろん、城福監督が試合後のコメントで言っているようにパス回しのレベルを上げることは重要だが、それは練習でやること。試合でできることとは違うはず。

 もちろん、負けた直接の原因は塩田のキャッチミスだ。GKのミスは許されないのだから、こう書かれることは仕方のないことだと思う。塩田についても次のステージに入ったのではないかと思う。研究され、今までと同じやり方では通用しない。さてそういうときにその試合、または一年を通じて、どうするか。浜野コーチの腕の見せ所だと思う。


---
おまけ
Mike Foyle - Pandora (The Blizzard Remix)